引きこもりですが、守ることだけは最強です!

久しぶりの外は見慣れないものがいっぱいで、ついキョロキョロと辺りを見渡してしまう。

そんな私が道に迷わないように、さっくんが手を引いてくれた。


「……こっち」

「あっ、わかった」


またさっくんに言われて、前を向く。

仕方がないなぁという顔をして、ちょっと呆れた様子だ。

でも、呆れられるのも仕方ないかもしれない。

前に誘拐された時も、道に迷ってたんだから。

……ちょっと気をつけないとなぁ。

そう考えていると、いつの間にか公園に着いたみたいだった。


「着いたけど……人が多いね」

「怪我してる人が多いのに、気にしないのかな〜?」


黄瀬くんの言うとおり、公園は小さな子どもたちで賑わっていた。

楽しそうな子供の声が響いていて、事件が起こっているようには見えない。

本当にここであってるのかな、と心配になりながらも、公園に入る。

すると、さっそく黄瀬くんたちが子どもたちに話しかけられた。


「なぁなぁ、にいちゃんたち! なにしにきたんだ? おれとあそぼうぜ!」

「いまはなぁ、おにごっこしてるんだ!」

「あー……ごめんね、僕たちは遊びに来たんじゃないんだ」