引きこもりですが、守ることだけは最強です!

「あっ……」


目をぎゅっと瞑り、衝撃に備える。

……せっかく気合を入れたのに、幸先が悪いっ。

でも、いくら待っても衝撃は来ない。

代わりに、ふわっと何かに抱き止められたような感覚がする。

そっと目を開けてみる。


「あ、赤羽くんっ?」

「大丈夫か!?」

「は、はい……」


頷きながらも、混乱する。

ど、どうしてここに赤羽くんが……結構離れてたのに。

赤羽くんは、私を地面に立たせながら明るく言う。


「たまたま見たら転けそうだったから、つい助けちゃったぜ! 身体強化の練習にもなったしちょうどよかったな!」

「そ、そうですか……」


そういえば、赤羽くんは身体強化の能力だった。

それならこんなに早く動けるのも納得……かな?

ちょっと早すぎると思うけど……

戸惑いながら、お礼を言う。