引きこもりですが、守ることだけは最強です!

「藍音ちゃ〜ん! パーティーできなくてごめんねっ!」

「だ、大丈夫ですよ」

「でも、歓迎してるから! これからよろしくねっ!」

「はい、よろしくお願いします」


私がそう言うと、桃園くんは一階に向かって降りていく。

……桃園くん、優しそうだったなぁ。

仲良くなれそう……かな?

そう考えながら階段を登っていくと、今度は青雲くんがいた。

……そうだ、荷物を持ってくれたお礼をもう一回しておこう。


「あ、あの……! 荷物、ありがとうございました……!」

「……別に」


青雲くんは、それだけ言って階段を登っていく。

お、怒ってる……?

それとも、無口なだけ……?

まぁ、お礼は言えたし、いいか。

私はそう考えて階段を登っていくと、三階に着いた。

部屋に入って、ソファに寝転ぶ。

……今日はいろいろなことが起こりすぎて、とても疲れた。

ここにくるのも疲れたのに、同居人が男の子だけだとわかってもっと疲れてしまった。


「ふぅ……」