引きこもりですが、守ることだけは最強です!

私がさっくんにおろしてもらいながらお礼を言うと、さっくんはちょっと照れたように「……別に」と顔を背けた。

も、もう二度と入らない、お化け屋敷なんて……!

そう涙目で決意していると、さっくんが心配そうにいった。


「……少し休むか?」

「う、うん。ちょっと疲れたかも……」


私がうなずくと、さっくんは近くのベンチに私の手を引いて向かう。

そのまま私をベンチに座らせて、隣に座った。

だんだんドキドキしていた心臓が落ち着いてきて、ほっと息を吐く。

そんな私に、さっくんが飲み物を渡してくれた。


「ありがとう、さっくん」

「……別に」


受け取った飲み物の蓋を開けて、勢いよく飲む。

ちょっと泣いちゃったから、水分が欲しかったんだよね……

喉も乾いてたし……

ぷはぁと飲み物を口から外して、蓋をする。

さっくんはその飲み物を受け取ると、カバンにしまった。

……休憩はもういいかな。

もう日が沈みそうになってきたし、あと一個乗り物に乗ったら、終わりにしよう。

そう考えて、さっくんに言う。