ついさっき田んぼの真ん中へんにアゲハ蝶が舞っているのを見つけたのだ。
あの大きな獲物をどうして捕まえて持ち帰りたい。
お母さんやお父さん、近所の友達に自慢したい。
そんな気持ちで一さんの言葉が耳に入らなかった。
『拓二、オレ、先に帰るからな』
呼んでも反応しない拓二さんにしびれを切らした一さんは先に帰ることにした。
ひとり田んぼのあぜ道に残された拓二さんは絶対にアゲハ蝶を捕まえてやる気でいたが、そのとき5時を告げるチャイムが聞こえてきた。
さすがに大きな音のチャイム音には気が付いた。
当たりを見まわしてみればさっきまで一緒にいたはずの一さんもいない。
あの大きな獲物をどうして捕まえて持ち帰りたい。
お母さんやお父さん、近所の友達に自慢したい。
そんな気持ちで一さんの言葉が耳に入らなかった。
『拓二、オレ、先に帰るからな』
呼んでも反応しない拓二さんにしびれを切らした一さんは先に帰ることにした。
ひとり田んぼのあぜ道に残された拓二さんは絶対にアゲハ蝶を捕まえてやる気でいたが、そのとき5時を告げるチャイムが聞こえてきた。
さすがに大きな音のチャイム音には気が付いた。
当たりを見まわしてみればさっきまで一緒にいたはずの一さんもいない。



