小森くんはみんながサッカーをしている姿を画用紙に描いていました。
時折他のクラスメートがそれを覗きにきては『上手い上手い』とはやし立てます。
普段は絵に興味のない生徒まで小森くんの絵を賞賛するので気恥ずかしくなってきた小森くんは途中でトイレに行きました。
そこの鏡は校舎内とは違って丸い形状をしていて、一番奥の鏡だけがどうしてか割れたままになっています。
これは先生たちも知っているはずなのに、新しいものに変えられることはありません。
トイレで気分を治して外へ出ようとしたときでした。
一番奥の割れた鏡の中から青白い手が伸びてきて、小森くんの腕を掴もうとしたのです。
時折他のクラスメートがそれを覗きにきては『上手い上手い』とはやし立てます。
普段は絵に興味のない生徒まで小森くんの絵を賞賛するので気恥ずかしくなってきた小森くんは途中でトイレに行きました。
そこの鏡は校舎内とは違って丸い形状をしていて、一番奥の鏡だけがどうしてか割れたままになっています。
これは先生たちも知っているはずなのに、新しいものに変えられることはありません。
トイレで気分を治して外へ出ようとしたときでした。
一番奥の割れた鏡の中から青白い手が伸びてきて、小森くんの腕を掴もうとしたのです。



