ゆらゆらと揺れて見えるその顔は僕と同じ小学生くらいの男の子で、大きく見開いた目で僕を見ている。
『うわっ! なんだよお前』
一体いつからこそにいたのか。
文句を言ってやろうと思って、すぐに妙なことに気が付いた。
その男の子は僕が驚いて飛びのいたにもかかわらず、ずっと水の中に沈んだままだったのだ。
『おい、大丈夫か?』
声をかけても水中だから聞こえていないのか、返事はない。
『なぁ、お前大丈夫か?』
もしかしておぼれているんだろうかと思って一歩近づいたときだった。
突然足首をつかまれて引っ張られた。
釣り竿が手から離れてお尻からザブンッと水に沈み込む。
『うわっ! なんだよお前』
一体いつからこそにいたのか。
文句を言ってやろうと思って、すぐに妙なことに気が付いた。
その男の子は僕が驚いて飛びのいたにもかかわらず、ずっと水の中に沈んだままだったのだ。
『おい、大丈夫か?』
声をかけても水中だから聞こえていないのか、返事はない。
『なぁ、お前大丈夫か?』
もしかしておぼれているんだろうかと思って一歩近づいたときだった。
突然足首をつかまれて引っ張られた。
釣り竿が手から離れてお尻からザブンッと水に沈み込む。



