そのどれもが怖い映画のタイトルばかりです。
「それじゃ、ワタシのとっておきの話を教えてあげようねぇ」

生枝さんはそういうとゆっくり口角を上げて、ねばりつくような笑みを見せたのでした。

☆☆☆

それはワタシがこの●●村へ嫁いできて初めて合った怪奇現象だったよ。

ワタシはこう見えても都会で働いていて、スーツが似合う女だったんだ。
今ではそうは見えないだろうけどねぇ。

どうして仕事人間だったワタシがこの村に嫁ぎに来たかと言うとね、水島の家とワタシの父親が昔馴染みだったんだよ。

そう、ワタシの父親は昔●●村に暮らしてたんだ。