ついさっき5時の時報が終わったばかりなのにおかしいと感じた村の人達が放送室へかけつけたときにはもう、男性は死んでいたらしい。

幻のチャイムの都市伝説ができたのは、その頃からなんだよ。

拓二さんはそう言って、なぜ自分が助かったのかはわからないままだとしめくくった。