友達だから

今日は、日曜日。ライブの練習はしなきゃいけないんだけど、スタッフさんや、マネージャーさん全員ライブ会場に行って、下見をしてくれているから今日はお休み。
でも、あまねが朝、お気に入りのカフェがあるから行こうって誘われたから、準備して待ち合わせ場所までいかないと。
あまねのお気に入りのカフェってどんなところなんだろっ。
せっかくだから、二人で配信しながらでもいいかもしれない。

「お母さん行ってくるね」
「うん!楽しんでね」
「はーい」

と言って玄関を出たら目の前にあまねが…!
まってたのかな?
「お待たせ!ごめん」
「ううん私が早く出ただけだから大丈夫だよ!行こ!」
魔法でテレポートする?と言いかけたけど、せっかくだし歩いていくほうがいいかな と思ったから、言わないでおく。



「そういえばゆあ。配信したいんだけど」
「えっ」
道にひろがる紅葉を見ていた時あまねがそう言った。まさに私が思ってたことだ!
「もちろんいいよ!」
「やった…!」
でも撮影していいか、そこのお店に聞かないといけない。
「じゃあわたし聞いてみるよ。どこのお店なの?」
「いやいいよ!たまにはわたしがかけるよ!」
ん?いつもなら任せるねって言われるんだけどな。

【sideあまね】
いつも暇だったら、その日にどこか行くって探すけど、今日は、そういうわけにはいかない。
それに配信もするんだから。
この理由は今日、ゆあの誕生日なんだ。
だからみんなにも配信をしてゆあメインの動画を作る。
そうしたらきっと、ゆあの人気も上がるはず。


サプライズのほうがゆあも嬉しいと思うしね。




「ねぇゆあ。配信したいんだけど」
聞いてみるけどOKしてくれないと困るな…
「もちろんいいよ!」
やった!よかった!
でも安心にはまだ早いね。
これからこれから!
「じゃあ、わたしきくね!どんなお店なの?」
やば、いつものことでゆあが聞くけど・・・
どうやってごまかそかな
ああ!
「今日は私が聞くね!電話番号教えるの大変だから」
「うん…!電話番号の数は決まってると思うし短いと思うんだけど……」
ーギクっ
「まあでも、い、いつもやってくれてるから…」
「うん…?」
やばいゆあってば、かんがするどすぎる…
まあでももう、事前に行けるか聞いたから電話しなくていいんだけどね。



「お店は撮影いけるから、いまからさつえいしよ!」
「いいね!」


【カフェで一息】
「みんなこんにちは~!チェリーです!久しぶりにカフェにきました!」
「ゆっくり見て行ってね~」
店員さんにおすすめを聞いて、おすすめのをたのんで食レポしながら、日常的なお話を楽しんだ。
「このイチゴは、ここの近くのいちご畑からとれたものでみずみずしくておいしいんです」
店員さんにいわれてゆあが一口食べるところを見る。
「ほんとだ!ん~すごくおいしい!」
可愛い…っ
お店のパフェもかわいいけどゆあもかわいい。

私も食べよ。
「どう?あまねおいしいよね!」
「うん!」
とってもおいしいっ
最近甘いの食べてなかったからよりおいしく感じるかも。


あっ!それとコメント見てみないと!
流れてくるコメントを見返してみてみる。
『ゆあ食べてるところ可愛い!』
『あまねとゆあがはしゃいでるの可愛すぎなんですけど…!』
『こういうのめっちゃ好き!』
『ふたりともより大好きになりました!!!』


ほかにもいっぱいかかれていてうるっときちゃった。
「ゆあ、コメント見た?」
「うん!みたよ!人気上がってるね!」
「うん!」
嬉しそうで何よりだよ!



「ありがとうございました!またきたいです!」
あっというまに終わって、お店から出る。
「は~い!また待っていますね!今日はありがとうございました!」
「こちらこそ!」
お店から出たら、配信は終わりにした。

【sideゆあ】
「秋なのにあっついねー」
太陽がまぶしすぎる。
「ほんとだよねーあ、あのお店行ってみない?アクセサリーショップだって!」
あまねが見つけたのはアクセサリーショップ!私大好きなんだよね。きらきらしてて。
「うん行こう!」
二人でお店に向かった。

「ねぇゆあ。これとかどう?」
あまねの手にのっているのは、薄ピンクのブレスレット。
多分ローズクォーツのブレスレットかな。
「すごくいいと思う!あまねってなんでもにあうよね」
ほんとに思っていることを言ったのに、なぜかあまねはうれしくなさそう…
「あ、いやだった?」
「う、ううん!ありがとうこれ買うね!」
「うん…?」
なんかあせってる?
大丈夫かな。

私も何か欲しいなって思って、あまねと色違いのアクアマリン、水色のブレスレットを買った。