「言語学的には声門閉鎖音を使うのがイギリス英語の特徴らしいですけど。
イギリス英語と一口にいっても、コックニーという伝統的なロンドンっ子訛りから、上流階級が使ういわゆるキングス・イングリッシュまで幅広くて。あと日本と同じで地方ごとに方言も多様なんです。
全般的にアメリカ英語より甲高く、カクカクして聞こえると思います」
そこまで聞き分けられるようになるといいのだけど。
櫂さんはアメリカ英語とイギリス英語で、同じ文章を器用に発音してくれた。
確かに違って聞こえるけれど、なにがどうとはっきり分からないのが悲しいところだ。
わたしたちはどちらも「また」や「次」という言葉は出さなかった。
わたしと彼は友達でも知り合いでもなく親戚だ。
義理でも魅力に欠ける女性との食事はごめんだと放言する、義理の弟。
次が無かったらわたしは彼にとって魅力に欠けるということだ。次の誘いがあったら———わたしは喜ぶべきなのか。
イギリス英語と一口にいっても、コックニーという伝統的なロンドンっ子訛りから、上流階級が使ういわゆるキングス・イングリッシュまで幅広くて。あと日本と同じで地方ごとに方言も多様なんです。
全般的にアメリカ英語より甲高く、カクカクして聞こえると思います」
そこまで聞き分けられるようになるといいのだけど。
櫂さんはアメリカ英語とイギリス英語で、同じ文章を器用に発音してくれた。
確かに違って聞こえるけれど、なにがどうとはっきり分からないのが悲しいところだ。
わたしたちはどちらも「また」や「次」という言葉は出さなかった。
わたしと彼は友達でも知り合いでもなく親戚だ。
義理でも魅力に欠ける女性との食事はごめんだと放言する、義理の弟。
次が無かったらわたしは彼にとって魅力に欠けるということだ。次の誘いがあったら———わたしは喜ぶべきなのか。


![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)
![he said , she said[1話のみ]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1740766-thumb.jpg?t=20250404023546)