われながら和洋折衷の献立だ。
滅多にない透さんとの食事のときは、日系スーパーで入手したり冷凍庫にストックしてある食材をここぞとばかりに投入することにしている。
オフィスを出る前に彼がもう一度メッセージを送ってくれたので、帰宅に合わせてラムを焼き上げることができた。
「うん、美味しい」
しみじみ、といった調子で彼がつぶやく。
「よかった」
「会食だと、イタリアンにメキシコ料理にステーキハウス、もちろんワインを飲みながら。相手が気を遣って日本食を提案してくれることもあるけど、その場合だとほとんど寿司屋で。美味しいけどご馳走はたまに食べるくらいがちょうどいい。こういう何気ないおかずとご飯と味噌汁が一番胃も心も落ち着く気がするよ」
言いながら味噌汁をすする。
そう言ってくれると作った甲斐があるというものだ。
ワカメの酢の物もお気に召したようだ。
海があっても日常的に海藻を食べる国は意外と少ないという話題になった。
「こんなに美味しいのにもったいない」
「ここにジャコを散らすのもわたしは好きで」
それ今度作ってよ、と会話がはずむ。
滅多にない透さんとの食事のときは、日系スーパーで入手したり冷凍庫にストックしてある食材をここぞとばかりに投入することにしている。
オフィスを出る前に彼がもう一度メッセージを送ってくれたので、帰宅に合わせてラムを焼き上げることができた。
「うん、美味しい」
しみじみ、といった調子で彼がつぶやく。
「よかった」
「会食だと、イタリアンにメキシコ料理にステーキハウス、もちろんワインを飲みながら。相手が気を遣って日本食を提案してくれることもあるけど、その場合だとほとんど寿司屋で。美味しいけどご馳走はたまに食べるくらいがちょうどいい。こういう何気ないおかずとご飯と味噌汁が一番胃も心も落ち着く気がするよ」
言いながら味噌汁をすする。
そう言ってくれると作った甲斐があるというものだ。
ワカメの酢の物もお気に召したようだ。
海があっても日常的に海藻を食べる国は意外と少ないという話題になった。
「こんなに美味しいのにもったいない」
「ここにジャコを散らすのもわたしは好きで」
それ今度作ってよ、と会話がはずむ。


![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)
![he said , she said[1話のみ]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1740766-thumb.jpg?t=20250404023546)