たった一年で。突然のプロポーズに途方に暮れていた女性はもうどこにもいない。
運命に流されることなく、しっかり呼吸ししなやかに泳いでみせる。そんな妻の姿に日々惹きつけられる。
長いような短いような、そして間違いなく自分の人生で一番充実した一年だった。
いや、一番という言葉を使うのはよそう。これからもずっと桜帆との暮らしは続くのだから。
桜帆、と甘い衝動に駆られて、透はリビングで妻を抱きしめた。
「と、透さん?」と驚く桜帆のくちびるを、自分のそれでふさいで。
恋愛結婚だということにして———と桜帆は望んだ。
色々足りない夫だと思うが、それは叶えることができた。
今日もこんなにも、妻に恋してる。
運命に流されることなく、しっかり呼吸ししなやかに泳いでみせる。そんな妻の姿に日々惹きつけられる。
長いような短いような、そして間違いなく自分の人生で一番充実した一年だった。
いや、一番という言葉を使うのはよそう。これからもずっと桜帆との暮らしは続くのだから。
桜帆、と甘い衝動に駆られて、透はリビングで妻を抱きしめた。
「と、透さん?」と驚く桜帆のくちびるを、自分のそれでふさいで。
恋愛結婚だということにして———と桜帆は望んだ。
色々足りない夫だと思うが、それは叶えることができた。
今日もこんなにも、妻に恋してる。


![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)
![he said , she said[1話のみ]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1740766-thumb.jpg?t=20250404023546)