○大学、外
11月、大学祭2日目。
昴「ねぇちゃーん!!」
模擬店が立ち並ぶ場所にいる美琴と萌の元に、美琴の弟である中学2年生の昴が手を振り寄ってくる。友達数人が少し離れたところにいる。
萌「すばるんだぁ。久しぶりー背伸びたねぇ!」
昴「お久しぶりっす!成長期なんで」
美琴「今日、何人で来たの?」
昴「4人!」
美琴「おっけ!なんか奢ってあげる」
昴「よっしゃ、ラッキー!ありがと!」
昴の友達のところへ行く美琴。昴と萌のところにミスター春並と書かれたたすきをかけた修がやって来る。
修「よ!なにしてんのー」
萌「みこちゃんの弟くんが来てるのぉ」
昴「昴ですっ!よろしくお願いしますっ」
修「美琴の弟?確かになんか似てんな」
美琴が3人と戻ってくる。
修「弟いるなら教えろよ」
美琴「聞かれてないし」
遠くからミスコンに呼ばれる。
ミスコン「中峰くーん!行くよー」
修「じゃあな」
戻って行く。
萌「宣伝活動も含めて午前中は2人で色んなとこに顔出すらしいよぉ」
美琴(ふーん、そうなんだ。出るの渋ってたくせに)
美琴が何気なく様子を見ているとミスコンの子と目が合う。
美琴「?」
歩く修とミスコン。
ミスコン「さっきの彼女?」
修「ううん」
ミスコン「そっか。じゃあ…私にもチャンスあるかな?」
少し上目遣いで覗き込む。
新谷「あ!笹原ジュニアじゃん」
模擬店にいる美琴たちの元へ来た新谷。
昴「お久しぶりっす」
新谷「久しぶり。また一段とイケメンになったな」
昴「まじ?全然女子に相手にされないんだけど」
新谷「あはは、そのうちモテるって」
美琴を見る新谷。
新谷「なぁ、笹原。カヌー部がしてるお化け屋敷行こうぜ」
美琴「えー、お化け屋敷苦手なんだけど」
昴「俺たちさっき行ったけどそんなに怖くなかったよ」
美琴「ほんと?じゃあ、萌も行く?」
萌「ううん、もうすぐ彼氏来るから」
美琴「そっか」
萌「2人で楽しんできてー」
お化け屋敷に向かう美琴と新谷。窓から外にを見た美琴。
美琴「あ、萌と彼氏さんがいる」
萌と彼氏のショット。
新谷「相手年上?」
美琴「うん、社会人の29歳だったかなぁ。挨拶程度しかしたことないけど」
新谷「結構上なんだ。出会いは合コンとか?」
美琴「いや、萌のバイト先のお客さんだったらしい」
新谷「へぇ。ま、邪魔しちゃ悪いしそっとしとくか」
美琴「だね」
宣伝が終わり、森下といる修。
修「腹減ったー」
森下「なにも食べてないの?」
修「うん。海斗は食ったの?」
森下「うん、色々シェアしながら食べたよ」
修「シェア?」
森下「結菜さんと行動してたから」
修「へぇ。なんか意外な組み合わせだな」
森下「そう?修は美琴さんと周らなくていいの?」
修「別に約束してねぇしな」
森下「修にしては慎重というか、真剣なんだね」
修「まぁなー。軽い気持ちじゃ意味ねーからさ」
その言葉に優しく微笑む森下。
○大学、外、夕方
春並祭終わり、サークルの模擬店の片付けを手伝う美琴たち。
結菜「あっという間だったねー」
美琴「楽しかった証拠だよ!」
結菜「打ち上げ行くよね?」
美琴「もちろん。先輩たちも来るんでしょ?」
結菜「うん、来てくれるって新谷が言ってたよ」
美琴「先輩とご飯久々だから楽しみ」
○夜、打ち上げをするお店
店に着いたバドミントンサークル一同、入る。
美琴(え…)
春並ファイナリストと実行委員会メンバーが打ち上げをしている。修もいる。
男の先輩「おぉ、奇遇だなぁ」
元サークルメンバーの4年が実行委員会の知り合いに話しかける。
店員「こちらのお席どうぞー」
案内されたのは修たちのいる斜め向かいの席。美琴の両隣は新谷と結菜。向かいには先輩たち。
頼んだ飲み物が運ばれてくる。
男の先輩「新谷、乾杯の掛け声よろしくー」
新谷「いやいや、俺もう引退してるんで、2年に…」
男の先輩「いいからいいから、ほら!」
新谷「…了解っす」
ビール片手に新谷が立つ。
新谷「では、みなさんグラス持ちましたかー?春並祭お疲れ様でした!かんぱーい!!」
メンバーたち「かんぱ〜い」
乾杯し合う美琴たち。
男の先輩「笹原、聞いたぞー。別れたんだって?」
美琴「まぁ…」
先輩「俺たちの笹原を手放すなんて許せねーな」
結菜「全然心がこもってないですよー」
先輩「ははは」
美琴(先輩達との飲み会はやっぱり楽しい。ふざけつつも可愛がってくれてるのが伝わって嬉しくなる)
先輩「俺も最近別れてさ、どうよ、別れた同士付き合っちゃう?」
他の先輩「おいおい、新谷を差し置いて笹原と付き合うのはダメだろ」
新谷「え、俺?」
他の先輩「ダブルスのペア卒業してカップルになるとか、なんか良くね?」
先輩「お、たしかに!」
美琴(あ、これは新谷がふざけだすパターンだ)
始まるね、と結菜と目を合わせる。
新谷「…みんな!俺の笹原に手出すなよ!俺たちは永遠のペアなんだからな!」
美琴の軽く肩を抱く新谷。
先輩「あははーラブラブかよ!」
後輩「新谷夫婦誕生っすねー」
スマホで写メりだすメンバー。
修がそのやりとりをビールを飲みながら見ている。つまらなそうな表情。
ミスコン「ねぇ、中峰くん。良かったら連絡先交換しない?」
隣のミスコンが話しかける。甘える感じ。
修「今フリーなんだっけ?」
ミスコン「え…うん。中峰くんもフリーなんでしょ?グランプリ同士…ありじゃない?」
修「…。」
やりとりを遮るように
実行委員会メンバー「そろそろお開きにしようか」
会計を済ませ店を出始めるファイナリストたち。
美琴(あ、向こうは終わったんだ)
なんとなく見ていると修と目が合う。
スマホを見せながら口パクで見て、と言い出て行く修。
美琴(??スマホ?見て?)
自分のスマホを見ると修からメッセージが来ている。
美琴(気づかなかった)
スマホ画面。
修『そっちまだ終わんないの?』
美琴『うん。2次会もあると思うし』
修『5分だけ抜け出してきて。近くの公園で待ってる』
美琴(いやいや、勝手に決めないでよ。はぁ…)
少し呆れた顔。
美琴「ごめん、ちょっと外行ってくる」
結菜「大丈夫?酔った?」
美琴「ううん、大丈夫」
出て行く美琴を目で追う新谷。
○近くの公園
スマホを見ながらベンチに座っている修。
美琴「迷惑な呼び出しやめてくれない?」
修「怒んなってー」
美琴「すぐ戻るからね」
ツンツンした態度。
修「はいはい。…隣座って」
美琴「なんで?」
修「いいから」
仕方なく座る。
ぐいっ、いきなり美琴の肩を強く抱き寄せる。
美琴(え…)
修「誰にでもさせんなよ…」ぼそっと言う。
美琴「…なにこれ」
修「グランプリからのファンサービス」
美琴(酔ってるからかな。もう少しこのままでいいと思った)
ドキドキ…
美琴(こいつのせいで昨日からずっと心臓がうるさい…)
11月、大学祭2日目。
昴「ねぇちゃーん!!」
模擬店が立ち並ぶ場所にいる美琴と萌の元に、美琴の弟である中学2年生の昴が手を振り寄ってくる。友達数人が少し離れたところにいる。
萌「すばるんだぁ。久しぶりー背伸びたねぇ!」
昴「お久しぶりっす!成長期なんで」
美琴「今日、何人で来たの?」
昴「4人!」
美琴「おっけ!なんか奢ってあげる」
昴「よっしゃ、ラッキー!ありがと!」
昴の友達のところへ行く美琴。昴と萌のところにミスター春並と書かれたたすきをかけた修がやって来る。
修「よ!なにしてんのー」
萌「みこちゃんの弟くんが来てるのぉ」
昴「昴ですっ!よろしくお願いしますっ」
修「美琴の弟?確かになんか似てんな」
美琴が3人と戻ってくる。
修「弟いるなら教えろよ」
美琴「聞かれてないし」
遠くからミスコンに呼ばれる。
ミスコン「中峰くーん!行くよー」
修「じゃあな」
戻って行く。
萌「宣伝活動も含めて午前中は2人で色んなとこに顔出すらしいよぉ」
美琴(ふーん、そうなんだ。出るの渋ってたくせに)
美琴が何気なく様子を見ているとミスコンの子と目が合う。
美琴「?」
歩く修とミスコン。
ミスコン「さっきの彼女?」
修「ううん」
ミスコン「そっか。じゃあ…私にもチャンスあるかな?」
少し上目遣いで覗き込む。
新谷「あ!笹原ジュニアじゃん」
模擬店にいる美琴たちの元へ来た新谷。
昴「お久しぶりっす」
新谷「久しぶり。また一段とイケメンになったな」
昴「まじ?全然女子に相手にされないんだけど」
新谷「あはは、そのうちモテるって」
美琴を見る新谷。
新谷「なぁ、笹原。カヌー部がしてるお化け屋敷行こうぜ」
美琴「えー、お化け屋敷苦手なんだけど」
昴「俺たちさっき行ったけどそんなに怖くなかったよ」
美琴「ほんと?じゃあ、萌も行く?」
萌「ううん、もうすぐ彼氏来るから」
美琴「そっか」
萌「2人で楽しんできてー」
お化け屋敷に向かう美琴と新谷。窓から外にを見た美琴。
美琴「あ、萌と彼氏さんがいる」
萌と彼氏のショット。
新谷「相手年上?」
美琴「うん、社会人の29歳だったかなぁ。挨拶程度しかしたことないけど」
新谷「結構上なんだ。出会いは合コンとか?」
美琴「いや、萌のバイト先のお客さんだったらしい」
新谷「へぇ。ま、邪魔しちゃ悪いしそっとしとくか」
美琴「だね」
宣伝が終わり、森下といる修。
修「腹減ったー」
森下「なにも食べてないの?」
修「うん。海斗は食ったの?」
森下「うん、色々シェアしながら食べたよ」
修「シェア?」
森下「結菜さんと行動してたから」
修「へぇ。なんか意外な組み合わせだな」
森下「そう?修は美琴さんと周らなくていいの?」
修「別に約束してねぇしな」
森下「修にしては慎重というか、真剣なんだね」
修「まぁなー。軽い気持ちじゃ意味ねーからさ」
その言葉に優しく微笑む森下。
○大学、外、夕方
春並祭終わり、サークルの模擬店の片付けを手伝う美琴たち。
結菜「あっという間だったねー」
美琴「楽しかった証拠だよ!」
結菜「打ち上げ行くよね?」
美琴「もちろん。先輩たちも来るんでしょ?」
結菜「うん、来てくれるって新谷が言ってたよ」
美琴「先輩とご飯久々だから楽しみ」
○夜、打ち上げをするお店
店に着いたバドミントンサークル一同、入る。
美琴(え…)
春並ファイナリストと実行委員会メンバーが打ち上げをしている。修もいる。
男の先輩「おぉ、奇遇だなぁ」
元サークルメンバーの4年が実行委員会の知り合いに話しかける。
店員「こちらのお席どうぞー」
案内されたのは修たちのいる斜め向かいの席。美琴の両隣は新谷と結菜。向かいには先輩たち。
頼んだ飲み物が運ばれてくる。
男の先輩「新谷、乾杯の掛け声よろしくー」
新谷「いやいや、俺もう引退してるんで、2年に…」
男の先輩「いいからいいから、ほら!」
新谷「…了解っす」
ビール片手に新谷が立つ。
新谷「では、みなさんグラス持ちましたかー?春並祭お疲れ様でした!かんぱーい!!」
メンバーたち「かんぱ〜い」
乾杯し合う美琴たち。
男の先輩「笹原、聞いたぞー。別れたんだって?」
美琴「まぁ…」
先輩「俺たちの笹原を手放すなんて許せねーな」
結菜「全然心がこもってないですよー」
先輩「ははは」
美琴(先輩達との飲み会はやっぱり楽しい。ふざけつつも可愛がってくれてるのが伝わって嬉しくなる)
先輩「俺も最近別れてさ、どうよ、別れた同士付き合っちゃう?」
他の先輩「おいおい、新谷を差し置いて笹原と付き合うのはダメだろ」
新谷「え、俺?」
他の先輩「ダブルスのペア卒業してカップルになるとか、なんか良くね?」
先輩「お、たしかに!」
美琴(あ、これは新谷がふざけだすパターンだ)
始まるね、と結菜と目を合わせる。
新谷「…みんな!俺の笹原に手出すなよ!俺たちは永遠のペアなんだからな!」
美琴の軽く肩を抱く新谷。
先輩「あははーラブラブかよ!」
後輩「新谷夫婦誕生っすねー」
スマホで写メりだすメンバー。
修がそのやりとりをビールを飲みながら見ている。つまらなそうな表情。
ミスコン「ねぇ、中峰くん。良かったら連絡先交換しない?」
隣のミスコンが話しかける。甘える感じ。
修「今フリーなんだっけ?」
ミスコン「え…うん。中峰くんもフリーなんでしょ?グランプリ同士…ありじゃない?」
修「…。」
やりとりを遮るように
実行委員会メンバー「そろそろお開きにしようか」
会計を済ませ店を出始めるファイナリストたち。
美琴(あ、向こうは終わったんだ)
なんとなく見ていると修と目が合う。
スマホを見せながら口パクで見て、と言い出て行く修。
美琴(??スマホ?見て?)
自分のスマホを見ると修からメッセージが来ている。
美琴(気づかなかった)
スマホ画面。
修『そっちまだ終わんないの?』
美琴『うん。2次会もあると思うし』
修『5分だけ抜け出してきて。近くの公園で待ってる』
美琴(いやいや、勝手に決めないでよ。はぁ…)
少し呆れた顔。
美琴「ごめん、ちょっと外行ってくる」
結菜「大丈夫?酔った?」
美琴「ううん、大丈夫」
出て行く美琴を目で追う新谷。
○近くの公園
スマホを見ながらベンチに座っている修。
美琴「迷惑な呼び出しやめてくれない?」
修「怒んなってー」
美琴「すぐ戻るからね」
ツンツンした態度。
修「はいはい。…隣座って」
美琴「なんで?」
修「いいから」
仕方なく座る。
ぐいっ、いきなり美琴の肩を強く抱き寄せる。
美琴(え…)
修「誰にでもさせんなよ…」ぼそっと言う。
美琴「…なにこれ」
修「グランプリからのファンサービス」
美琴(酔ってるからかな。もう少しこのままでいいと思った)
ドキドキ…
美琴(こいつのせいで昨日からずっと心臓がうるさい…)



