君の未来に、ぼくがいたこと。

陽翔は静かな自室の机に向かい、真新しいノートを開いた。
そこにはこれから紡ぎ出す物語の第一歩が待っている。
窓から差し込む柔らかな日差しがページを照らし、彼の心に小さな勇気を灯した。

「よし……始めよう。」

しかし、書き進めるたびに体は重くなり、胸の奥に鋭い痛みが走る。
何度も深いため息をつきながら、陽翔はペンを握りしめた手に力を込めた。

「負けられないんだ。夢は、僕の命そのものだから。」

ふと、幼い頃の記憶が蘇る。
青空の下で大きな紙芝居を見ていた時のこと。
あの時、彼は「いつか自分も物語を作りたい」と心に誓った。

涙が頬を伝い、ページにぽたりと落ちる。

「まだ、終わらせたくない。」

静かに涙を拭い、陽翔は再びペンを握り直した。
夢への情熱が心の中で燃え上がり、切なさと共に彼を突き動かす。

その夜、彼の書く脚本は、命の煌めきを映し出していた。