君の未来に、ぼくがいたこと。

薄暗い教室の隅で、結月は小さく震えていた。
陽翔の秘密を知ってしまったから――。

「どうして……なんで言ってくれなかったの?」

瞳から溢れた涙が頬を伝う。

そこへ陽翔が静かに近づいた。
「ごめん……言えなかった。言ったら、みんなが悲しむと思ったんだ。」

結月はその言葉に更に涙を流す。
「陽翔……お願い、死なないで。まだ、諦めないで。」

陽翔は結月の涙を見つめ、優しく手を取った。
「ありがとう、結月。君の気持ちは、ちゃんと届いてる。」

そして小さく微笑んだ。
「僕は、みんなの夢を守りたい。だから、最後まであきらめない。」

結月は涙を拭いながら強く頷いた。
「約束だよ。絶対に死なないって、私たちのために。」

陽翔もその言葉を胸に刻んだ。

「うん。約束する。」

二人の間に、切ないけれど確かな絆が結ばれた瞬間だった。