君の未来に、ぼくがいたこと。

陽翔が目を覚ますと、そこは死の5日前の朝だった。
静かな教室の空気が、胸をぎゅっと締め付ける。

「戻ってきた……でも、今度こそ最後まで走り抜ける。」

少しずつ揺れる体調を感じながらも、陽翔は決意を新たにした。



放課後の教室。
凛空と結月が集まっている場所へと向かう陽翔。
二人は明るく笑って迎えた。

「陽翔、おかえり!」
結月が元気よく言う。

「ただいま。……でも、今回は言わなきゃいけないことがある。」

凛空は心配そうに眉をひそめる。

「実は、俺、体調のことは隠す。無理してでも撮影を完遂したいんだ。」

結月は戸惑いながらも真剣な顔で言った。
「陽翔……それって、すごく危険だよ?」

陽翔は強く頷いた。
「わかってる。でも、夢を諦めるわけにはいかない。二人のためにも、最後まで絶対に成功させたいんだ。」



凛空が拳を握りしめる。
「わかった。俺も結月も全力で支える。絶対、成功させよう。」

結月も小さく笑顔で頷いた。
「そうだね。三人で、最後までやりきろう。」

三人は手を重ね、強い絆を確かめ合った。