君の未来に、ぼくがいたこと。

陽翔が目を開けると、見慣れた教室の景色が広がっていた。
時計の針は、ちょうど死の5日前の時間を指している。

「戻れたんだ……」

胸が高鳴り、陽翔はすぐに動き出した。



撮影現場。
「みんな、今日はここを完璧に終わらせよう!」
陽翔は監督の声を張り上げ、疲れを見せずに指示を飛ばした。

結月も凛空も必死に動く。
「陽翔くん、無理しないで」
「大丈夫。夢を叶えるために、今は全力で。」



撮影の合間、結月は陽翔の顔をじっと見つめ、涙を浮かべて言った。
「陽翔……あなたは本当に強いね。みんなのために、頑張ってくれて……ありがとう。」

陽翔は微笑んで答えた。
「結月の言葉があるから、前に進める。僕一人じゃないんだ。」



撮影完了の瞬間。
みんなが歓声をあげる中、陽翔はふらりと倒れこみ、意識を失った。

「陽翔!!」
結月が抱きかかえ、泣きながら叫ぶ。

「お願い……まだ終わらないで……!」