君の未来に、ぼくがいたこと。

柔らかな光に包まれた空間の中、陽翔はミライと向き合っていた。

「君は、過去へ戻ることができる。だが、ただ一度ではない。三回まで許されている。」
ミライの声は穏やかで、どこか切なさを含んでいた。

「三回……? それは、どういう意味なんですか?」
陽翔は戸惑いながらも、必死に食い下がる。

「過去に戻り、未来を変えることができる。だが、その選択は重く、全ての行動に影響を与える。」
ミライは深く頷く。
「三回の跳躍で、君は何を成し遂げるのか。自分自身の答えを見つけなさい。」

陽翔は目を閉じ、胸の中で揺れる思いと向き合った。

(もしも、あの時に戻っていたら……)

(あの言葉を伝えられていたら……)

(夢も、もっと諦めずに追いかけられていたら……)

涙がひとすじ頬を伝う。

「……僕は……夢を叶えたい。そして、結月や凛空、みんなの想いも守りたい。」

ミライは静かに微笑んだ。

「その強い想いが、君の力になるだろう。」

光が強くなり、周囲が白く輝き始める。

「さあ、始めなさい。新たな未来のために。」

陽翔は深く息を吸い込み、目を開けた。

(いま、もう一度、歩き出すんだ。)

光に包まれ、時間の狭間を越え、陽翔の第1回目の過去への旅が始まった。