かつての光について

それは、家族との別れについての話だった。


それは、親友との別れについての話だった。


それは、恋人との別れについての話だった。


虹羽ちゃんは言う。「何度もみんなを追って死のうとして、でも死ねなかった。不老不死でよかったことなんて、ほんとうに何もない」と。


空を見上げると、いつの間にか月が少し低くなっている。


どうやらずいぶんと長い間話し込んでいたみたいだった。


もう日付が変わるくらいの時間だ。


わたしはいつの間にか泣き出していた。


「なんで泣いてるの」


虹羽ちゃんが、手の甲でわたしの涙を拭う。


「だって・・・・・・」


「うん」


「虹羽ちゃん、ずっと辛かったんだなって・・・・・・ひとりで戦ってたんだなって・・・・・・そう、思って」


虹羽ちゃんが複雑そうな表情をする。


そんな虹羽ちゃんを見つめていたら、わたしはふととあることを思いついた。