「ねえ、おねえちゃん」


「んー?」


「おねえちゃんは、不老不死って、信じる?」


帰宅後。さきほど虹羽ちゃんに投げかけられた質問を、今度はわたしがおねえちゃんに投げかけていた。


おねえちゃんはスマホから顔を上げ、視線をこちらにやる。


「え、急になんの質問・・・・・・?乃愛、気ぃ狂った?」


「いや、その、とりあえずどう思う?」


おねえちゃんは心底不思議そうな表情を浮かべながら、


「うーん。もし不老不死の生命体がいるとしたら、たぶんすごい騒ぎになってると思うし、あり得ないんじゃないのかなあ・・・・・・」


と答えた。


「そうだよねえ・・・・・・」