<数ヶ月後>
千映実
『ごめんねー凛生葉、その時期は海外旅行に行くの。』
凛生葉
「…。」
千映実
『残念ねー、優羽葉に逢えなくて。』
凛生葉
「わかった…今年は帰省しないよ。」
千映実
『嬉しいでしょ?憎い母親のカオを見なくて済んで。』
凛生葉
「最近の優羽葉の声…元気ない。」
「あの子を壊してないでしょうね?!」
千映実
『壊す?なにを言ってるの?』
『大切にしてるわよ?かわいい”一人娘”だもの。』
凛生葉
(ギリッ!)
フン、ざまーみろ。
あんたは今年も妹に逢えないのよ。
海外旅行?それは本当。
凛生葉の高校の長期休みにわざと重ねているだけ。
凛生葉の能力なら
系列大学にエスカレーター進学するでしょう。
それでいいわ。
向こうで就職でもして疎遠になりなさいよ。
ハァ…凛生葉からの連絡なんてウンザリ。
親に感謝もしないで、優羽葉、優羽葉って…!
少しためらったけど、
凛生葉の連絡をブロックしちゃった。
これで静かになるわ。
さ、早く優羽葉を救ってあげなきゃ!
千映実
『ごめんねー凛生葉、その時期は海外旅行に行くの。』
凛生葉
「…。」
千映実
『残念ねー、優羽葉に逢えなくて。』
凛生葉
「わかった…今年は帰省しないよ。」
千映実
『嬉しいでしょ?憎い母親のカオを見なくて済んで。』
凛生葉
「最近の優羽葉の声…元気ない。」
「あの子を壊してないでしょうね?!」
千映実
『壊す?なにを言ってるの?』
『大切にしてるわよ?かわいい”一人娘”だもの。』
凛生葉
(ギリッ!)
フン、ざまーみろ。
あんたは今年も妹に逢えないのよ。
海外旅行?それは本当。
凛生葉の高校の長期休みにわざと重ねているだけ。
凛生葉の能力なら
系列大学にエスカレーター進学するでしょう。
それでいいわ。
向こうで就職でもして疎遠になりなさいよ。
ハァ…凛生葉からの連絡なんてウンザリ。
親に感謝もしないで、優羽葉、優羽葉って…!
少しためらったけど、
凛生葉の連絡をブロックしちゃった。
これで静かになるわ。
さ、早く優羽葉を救ってあげなきゃ!



