いつか「ほんと」になれたら

 せーの、と言う合図と共に、目の前で大量のクラッカーが弾ける。


「咲凜、お誕生日おめでとう!」
「わぁ…。みんなありがとう!!」


 エリック、お兄ちゃんを始めとする家族、艾葉ちゃん、芽蕗ちゃん、純恋さん、そして水月さん。
 今までにはないくらい、大勢の人にお祝いしてもらって、泣きそうになる。

 
 数回話しただけのクラスメイトとか、ネット上の知らない人とか、そういう相手ではなくて、わたしをよく知ってくれている大切な人たちだからこそ、余計に嬉しい。
 
 それにしても、ついこの前結婚した水月さんも来てくれたのはびっくりした。