「そうだね。デートとかもしてみたいな」 「わたしも…!」 「……盛り上がってるところ申し訳ないんだけどさ」 咲凜と出かけるなら、遠くでも近場でも、どこでも楽しいだろうな。気負いなく旅が出来るように、燐人の問題にはここで終止符を打たないと。 さっき、燐人は自分だけの価値が欲しいと言っていた。 だから咲凜からも、何かしらの役割を望んでいる…。 それなら、咲凜への好意を兄妹愛と勘違いしていてもらいたい。