エリックを見るなり、燐人くんは顔を歪めた。
さっきまでとは様子も違うけど、どうしたんだろう。
「咲凜。それを言うためだけに帰ってきたの?」
「違うよ。わたしは、」
「違わないでしょ。どうせ、エリックがいるから帰って来ようと思ったんじゃないの?」
燐人くんの予想はほとんどが事実で、わたしの考えを言い当ててるみたいだ。
でも、エリックを紹介するために帰って来たんじゃない。
「わたしは燐人くんと仲直りがしたかったの!」
「え?」
「エリックとのこともお祝いして欲しかった」
小さい頃は、エリックとの話も嫌な顔せず聞いてくれたのに。さっきまで、わたしのことを心配してくれていたのに、突然手のひらを返すような冷たい態度。



