いつか「ほんと」になれたら

「実は、──紹介したい人がいるんだ」


 ドラマでよくある親への恋人の紹介。
 両思いになったことで、わたしとエリックもついに恋人になった。

 燐人くんは親ではないから色々と状況は違うけど、……これでいいんだよね?
 不安になってエリックの方を見遣る。

 エリックは微笑み返して、わたしの少し前に立った。
 

「初めまして。エリックと申します」
「本物のエリックだよ、すごくない!??」

「……は?」