「咲凜…! おかえり、心配したよ」
「り、燐人くん?」
恐る恐る少し重いドアを開けると、リビングから飛び出してきた燐人くんと目が合った。
わたしを気遣ってくれる様子は、まるでほんとの兄妹みたいだ。
ずっと、ずっと聞きたかった“おかえり”のひとこと。それがまさかこんなに簡単に燐人くんの口から聞けるなんて思ってもいなかった。
「大丈夫だった? 何か困ったことはなかった?」
「……うん!」
昔、まだ小さかった頃にわたしを助けてくれた時と同じ、優しい声色。この声も、エリックとの一件以来は聞いていない気がする。
艾葉ちゃんと、純恋さんがくれた「いってらっしゃい」。燐人くんからの「おかえり」に、優しい態度。
わたしの欲しいと思っていたものが、今日はたくさん手に入る日だ。
「り、燐人くん?」
恐る恐る少し重いドアを開けると、リビングから飛び出してきた燐人くんと目が合った。
わたしを気遣ってくれる様子は、まるでほんとの兄妹みたいだ。
ずっと、ずっと聞きたかった“おかえり”のひとこと。それがまさかこんなに簡単に燐人くんの口から聞けるなんて思ってもいなかった。
「大丈夫だった? 何か困ったことはなかった?」
「……うん!」
昔、まだ小さかった頃にわたしを助けてくれた時と同じ、優しい声色。この声も、エリックとの一件以来は聞いていない気がする。
艾葉ちゃんと、純恋さんがくれた「いってらっしゃい」。燐人くんからの「おかえり」に、優しい態度。
わたしの欲しいと思っていたものが、今日はたくさん手に入る日だ。



