夕方、天気が急にスコールみたいな土砂降りに変わった。
その日は朝から、じいさんと一緒に葵の実家の神社で庭木の剪定をしていた。
昼過ぎまでは晴れていて、葵や葵の母さんが麦茶や塩飴を差し入れてくれて、作業は順調に進んだ。
三時か四時を過ぎた頃、急に空が暗くなった。作業はほぼ終わっていたから急いで片付けたけど、間に合わず服がびしょ濡れになった。
土砂降りと雷の中、急いで帰宅して、じいさんを先に帰してから俺が片付けに回った。
片付けは一時間もかからず終わって、花屋にいた両親に声をかけてから家に戻った。
「あー、ひでえ目にあった」
ボヤきながらメガネを外して顔を拭う。メガネは水滴でよく見えないし、前髪が張り付いて鬱陶しいし。
まあ袖もビタビタだからあんまり意味ないけど。
とりあえずシャワー浴びよ……洗面所の扉を開けたら人がいた。
「あ、ごめん。母さん使ってた?……あれ、さっき花屋にいなかったっけ?」
メガネをかけ直したら、そこにいたのはシャツ一枚の花音ちゃんだった。
その日は朝から、じいさんと一緒に葵の実家の神社で庭木の剪定をしていた。
昼過ぎまでは晴れていて、葵や葵の母さんが麦茶や塩飴を差し入れてくれて、作業は順調に進んだ。
三時か四時を過ぎた頃、急に空が暗くなった。作業はほぼ終わっていたから急いで片付けたけど、間に合わず服がびしょ濡れになった。
土砂降りと雷の中、急いで帰宅して、じいさんを先に帰してから俺が片付けに回った。
片付けは一時間もかからず終わって、花屋にいた両親に声をかけてから家に戻った。
「あー、ひでえ目にあった」
ボヤきながらメガネを外して顔を拭う。メガネは水滴でよく見えないし、前髪が張り付いて鬱陶しいし。
まあ袖もビタビタだからあんまり意味ないけど。
とりあえずシャワー浴びよ……洗面所の扉を開けたら人がいた。
「あ、ごめん。母さん使ってた?……あれ、さっき花屋にいなかったっけ?」
メガネをかけ直したら、そこにいたのはシャツ一枚の花音ちゃんだった。



