「キアノスの呪いを解いたときだ。あのときどうやって呪いを解いた?」
「それは……元の姿に戻って、呪いよ消えろって念じてたら気持ちの悪いモヤみたいなのが頭の中に浮かんできて……うわっ!」
バサッと何か頭から掛けられてびっくりする。
それはどうやらラディスのマントのようだった。
「な、なに」
「同じようにしてみろ」
「え?」
「何か見えてくるかもしれん」
マントのすき間からその真剣な目を見て、私は漸くラディスの言わんとしていることを理解した。
大きく頷き、私はまず元の姿に戻ることにする。
身体が縮むのを少しでも誤魔化すために私はその場に蹲った。
周囲からはきっと私が泣き崩れたように見えるだろう。
そんな私を慰めるようにラディスも身を屈め私の肩に手を置いた。



