いつか来る花咲く未来を待ち望み

気づいたら病院でありえないほどの声で泣いていた

今までの生活の有り難さに気づくのは「当たり前」

ということの大切さに気づくのはいつも何かを失ってから



今よりももっと幸せな未来を望み、想像し、その理想を叶えようとするから

今の状況のちょっとした幸せさえも気づけなかった

部活で忙しくて莉来のこと全然考えられてなかった



後悔しても後悔してもしきれない気持ちを抱えながら用事を済ませ

もう二度と妹の帰って来ることの無い家に帰った