夢を見ていた 遠い遠い もう忘れてしまった昔の記憶

二人の少女が庭を掘ってタイムカプセルを埋めて

「大人になったら二人で見ようね」と笑い合うそんな温かい記憶



起きたら目から涙が溢れていた 莉来はもう生きていなくて

大人になることなんてない その約束は叶わない



莉来はもう生きてないということをまた痛感させられた




庭に出てタイムカプセルを出してみる 

「あれ、なんでこんな浅いんだろう?」

少なくても5年以上前に埋めたものだこんなすぐ出てくるわけがない



疑問を浮かべながらも箱を開けてみる