……ま、まあ。そういうことで。これからもどうぞよろしく。
……ふふ。うんっ。末永く、よろしくね。
笑い皺、つくるんだっけ。
そうそう! だから、そうなると……向こう五十年は、一緒だね。
……何言ってんの。墓場まで一緒だよ。
おう。ここで言うの勇気あるね……。
死んだ後も、地獄の果てまで追い回すからよろしく。
ちょちょ、なんで地獄になってるの!?
「ウォッホン!」
「「――!!」」
「フフフ。お次ハ、あなた方の番デス。ドウゾ、お静かニ」
「は、はい」
「度々すみません……」
最後まで、どこか締まらないわたしたちだけど。
……でも、それでいい。それがいい。
その方が、よっぽどわたしたちらしいから。
――だから。
わたしたちは、わたしたちらしくいよう。
わたしたちらしく、笑っていよう。
きっとそれが、わたしたちの幸せの形だろうから。



