<OMAKE1>
「桃ちゃん桃ちゃんっ。あ~んってして?」
「……っえ!?」
確かに大きいけれど、一つのプリンを二人で突っ突いて食べるだけじゃ、面白味に欠けるよねー。ま、そんなおふざけな提案を、真面目な彼女は完全に真に受けて固まってしまっているけれど。
……真っ赤だ。可愛いね。てことは、もう十分伝わったってことで、いいのかなあ?
(まさか、ここまで桃ちゃんがニブチンだとはねえ……)
でも、……そうだよね。初めましてから、すごいチラチラ見られてて、気になってたっぽいけど。それは、可愛いもの大好きだったから、だもんね。実は、やっぱりまだ全然伝わってなかったりして。
(有り得るよねー。おれが好きだって自覚も、結構後っぽかったし)
「……あ、あ~ん……」
「……」
「……お、桜李さん……? 早くしてくださいよ」
そういうの、不意打ちでしてくるの本当にやめて欲しい。
「あーんっ」
「……」
「……? っ、どうしたの?」
「い、いえ。……その。ゆ、夢みたいだな……って、思って」
……なんだ。ちゃんと伝わってるんじゃん。
「ならよかった」
「……桜李さん」
「ん?」
「好きです」
「……」
「大好きですっ」
そんな可愛いこと言わないでよ。おれが、人目も憚らずに桃ちゃんのこと、めちゃくちゃにしちゃったらどうするの。
「おれもだよって、言って欲しいの?」
「はいっ」
「……言わないよ?」
「えっ?」
「だって、……おれのこと、知りたいんでしょう?」
「……」
「それ、……全部知ってからね?」
「……の、望むところです……!」
照れ隠し? ま、それもないわけじゃない。でも実際は、まあ相手が女子高生なわけだし。もっとお互いの時間を重ねてお互いのことを知ってからかなと。
おれの愛も相当なものだよってこと、覚悟しておいてねって、いうのもある。
「……でも、言ったらなんか、負けた気がして嫌なんだよねえ……」
「え? ……そ、それは、負けてもらわないと私困るんですけど……」
「……ずっと困ってればいいんじゃない?」
「ええ!? そんな、桜李さんっ」
けど一番の理由は。……おれさ、名前に【ひな】って付く人には、人一倍負けたくないみたいなんだよね。男女問わず。
……だから、ごめんね? 桃ちゃん。
「今は、これで許してね?」
「!?」
今はキスの方が、君におれの思いがちゃんと伝わるはずだから。
「桃ちゃん桃ちゃんっ。あ~んってして?」
「……っえ!?」
確かに大きいけれど、一つのプリンを二人で突っ突いて食べるだけじゃ、面白味に欠けるよねー。ま、そんなおふざけな提案を、真面目な彼女は完全に真に受けて固まってしまっているけれど。
……真っ赤だ。可愛いね。てことは、もう十分伝わったってことで、いいのかなあ?
(まさか、ここまで桃ちゃんがニブチンだとはねえ……)
でも、……そうだよね。初めましてから、すごいチラチラ見られてて、気になってたっぽいけど。それは、可愛いもの大好きだったから、だもんね。実は、やっぱりまだ全然伝わってなかったりして。
(有り得るよねー。おれが好きだって自覚も、結構後っぽかったし)
「……あ、あ~ん……」
「……」
「……お、桜李さん……? 早くしてくださいよ」
そういうの、不意打ちでしてくるの本当にやめて欲しい。
「あーんっ」
「……」
「……? っ、どうしたの?」
「い、いえ。……その。ゆ、夢みたいだな……って、思って」
……なんだ。ちゃんと伝わってるんじゃん。
「ならよかった」
「……桜李さん」
「ん?」
「好きです」
「……」
「大好きですっ」
そんな可愛いこと言わないでよ。おれが、人目も憚らずに桃ちゃんのこと、めちゃくちゃにしちゃったらどうするの。
「おれもだよって、言って欲しいの?」
「はいっ」
「……言わないよ?」
「えっ?」
「だって、……おれのこと、知りたいんでしょう?」
「……」
「それ、……全部知ってからね?」
「……の、望むところです……!」
照れ隠し? ま、それもないわけじゃない。でも実際は、まあ相手が女子高生なわけだし。もっとお互いの時間を重ねてお互いのことを知ってからかなと。
おれの愛も相当なものだよってこと、覚悟しておいてねって、いうのもある。
「……でも、言ったらなんか、負けた気がして嫌なんだよねえ……」
「え? ……そ、それは、負けてもらわないと私困るんですけど……」
「……ずっと困ってればいいんじゃない?」
「ええ!? そんな、桜李さんっ」
けど一番の理由は。……おれさ、名前に【ひな】って付く人には、人一倍負けたくないみたいなんだよね。男女問わず。
……だから、ごめんね? 桃ちゃん。
「今は、これで許してね?」
「!?」
今はキスの方が、君におれの思いがちゃんと伝わるはずだから。



