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(……そかそか。あの二人がやっとか)
ここまでの道のりも長かったなあと、どこか親気分だ。
「すみませーん! 中入っちゃったんですけど出たくて。カード処理お願いしてもいいですかあ?」
「はいはーい。お忘れ物か何かで?」
「いえ。ちょっと、……気分転換に歩きたくなって」
「そうですかそうですか。じゃ、行ってらっしゃい」
カードを受け取って駅を出る。全く知らないこの町の空気はとても冷たくて。
「鼻痛い……」
嬉しい反面やっぱり少しだけチクッとするのは、おれの中に残っていた僅かな未練なんだろうか。あったことに今、おれ自身ビックリしてるけど。
「……ありがと、あおいチャン」
今日は、その分だけ歩いて行こう。
これは、ここに置いて。新しい名前になった想いだけ、持って行こう。
「……送信、っと。よし! いくぞー」
おれを照らしてくれた君のように。
いつかおれも、誰かを照らせる光になれますように。
――――――…………
――――……
《件名:大好きなあーちゃんへ♡
今さっき、チョコレート受け取ったよー!
忙しいのにわざわざ届けてくれてありがとう☆
美味しくいただくね!》
昨夜のうちに届いていたメッセージ。ああ、なんで気が付かなかったのだろう。
わかる? この、言葉の端々に感じられる可愛さ!……ああ、なんで気が付かなかったのだろう。
《件名:ねえあーちゃん。どういうこと。
ちーちゃんは手渡しでもらったって
言ってるんだけど
どうしておれには手渡ししてくれなかったの。
そうやっておれの登場回数
減らそうと思ったわけ
そういうの何て言うか知ってる?
差別っていうんだよ》
アカネくんと電話中に届いた新着メッセージ。
このそこはかとなく漂ってくる感じ。うん。ちょっとじゃなかったやアカネくん。真っ黒だったや。ああ、ほんと。なんで気が付かなかったんだろ。
「はてさてどうしたものか」
この不在着信2件が怖い。2件の間に一分しか空いてないのも怖い。そして何より、2件で終わっているのが怖い。
「多分チカくんかレンくんが止めてくれてるんだろうけど……」
手渡しできなかったのは事実だし。申し訳ないと思ってたし。
……お詫びの電話、入れさせてもらおう。それで、ダークオウリが許してくれるといいんだけど。
電話をかけようとしていると、メッセージが届いた。相手は、先程電話をしていた相手だ。メッセージには、画像が添付されていて――――……
(……そかそか。あの二人がやっとか)
ここまでの道のりも長かったなあと、どこか親気分だ。
「すみませーん! 中入っちゃったんですけど出たくて。カード処理お願いしてもいいですかあ?」
「はいはーい。お忘れ物か何かで?」
「いえ。ちょっと、……気分転換に歩きたくなって」
「そうですかそうですか。じゃ、行ってらっしゃい」
カードを受け取って駅を出る。全く知らないこの町の空気はとても冷たくて。
「鼻痛い……」
嬉しい反面やっぱり少しだけチクッとするのは、おれの中に残っていた僅かな未練なんだろうか。あったことに今、おれ自身ビックリしてるけど。
「……ありがと、あおいチャン」
今日は、その分だけ歩いて行こう。
これは、ここに置いて。新しい名前になった想いだけ、持って行こう。
「……送信、っと。よし! いくぞー」
おれを照らしてくれた君のように。
いつかおれも、誰かを照らせる光になれますように。
――――――…………
――――……
《件名:大好きなあーちゃんへ♡
今さっき、チョコレート受け取ったよー!
忙しいのにわざわざ届けてくれてありがとう☆
美味しくいただくね!》
昨夜のうちに届いていたメッセージ。ああ、なんで気が付かなかったのだろう。
わかる? この、言葉の端々に感じられる可愛さ!……ああ、なんで気が付かなかったのだろう。
《件名:ねえあーちゃん。どういうこと。
ちーちゃんは手渡しでもらったって
言ってるんだけど
どうしておれには手渡ししてくれなかったの。
そうやっておれの登場回数
減らそうと思ったわけ
そういうの何て言うか知ってる?
差別っていうんだよ》
アカネくんと電話中に届いた新着メッセージ。
このそこはかとなく漂ってくる感じ。うん。ちょっとじゃなかったやアカネくん。真っ黒だったや。ああ、ほんと。なんで気が付かなかったんだろ。
「はてさてどうしたものか」
この不在着信2件が怖い。2件の間に一分しか空いてないのも怖い。そして何より、2件で終わっているのが怖い。
「多分チカくんかレンくんが止めてくれてるんだろうけど……」
手渡しできなかったのは事実だし。申し訳ないと思ってたし。
……お詫びの電話、入れさせてもらおう。それで、ダークオウリが許してくれるといいんだけど。
電話をかけようとしていると、メッセージが届いた。相手は、先程電話をしていた相手だ。メッセージには、画像が添付されていて――――……



