「...貴方の罪はキュースレーを恨んだコトじゃない。貴方の罪はキュースレーを悪者にしたて、捕らえている今だ」
「悪者にしたてる?」
俺の言葉にアキは頷きながら、ポケットから一つのUSBを取り出す。
「貴方が総理大臣に就任した日に流したキュースレーの悪行の動画。あれは貴方が頼んで作らせたフェイク動画だ」
総理大臣は顔から手を離し、上を見上げる。
「口止め料としての金も多く積んだようだけど、この国の混乱に見かねて、フェイク動画を作った人は全て暴露したよ。このUSBにはその暴露の音声とフェイク動画を作った過程の証拠が入ってる」
「...ははっ...」
総理大臣から乾いた笑いが出る。
「国会や警察内には貴方の横暴さに異議を唱えようとする存在が居るのに気付いてますか?その人達にこの証拠を送りました。貴方の立場が失脚するのは時間の問題だ」
総理大臣は力無く、近くにあったソファに座り込む。
後ろに居た警官達も拳銃を下ろしていた。
もう総理大臣に従う理由はないと感じたのだろう。
「よくやった、アキ」
俺の言葉にアキは笑顔になる。
そして俺は総理大臣に拳銃を構え直し、言う。
「もうお前の野望は終わりだ」
総理大臣はボーッと俺を眺める。
そして視線をずらし、ナナを見る。
「...ずっと言い続けてきた。いつか医者の時代が戻ってくるからキュースレーには頼るなと...。息子も笑って、分かったと言ってくれてた。でもまさか本当に死にそうになった時まで頼らないとは思わないじゃないか...。息子はスイッチを押せなかったんじゃない。押さなかった...そんな気がした...。俺のせいだと思ったよ...。でもキュースレーのせいだと思うようにした...。そんな奇跡的な力があるのに救えなかったお前らが悪いと...。そうじゃないと...壊れてしまいそうで...」
「時代の変化を認められなかった。あんたの生き方を息子に強要した。全部あんたの弱さが原因だろ」
「ははっ...そうかもな...」
総理大臣はそれ以上何も言わなかった。
そして複数の足音が近づいてきた。
入ってきたのは警官だった。
また戦いが始まるのかと警戒したが、アキが「大丈夫」と小さく呟く。
そして警官は総理大臣に近づく。
「貴方にあらゆる罪状の疑いがかけられています。同行してください」
そう言いながら総理大臣に手錠をかける。
総理大臣も抵抗するコトなく、「あぁ」と小さく呟き立ち上がった。
そして警官に連れられて歩き出す。
「ここに居る警官も同行してください。貴方達にも聞くコトがあります」
赤マフィアの連中も逆らうコトなく、歩き出す。
「あ、あの!」
声を上げたのはナナだった。
警官が振り向き、総理大臣は背中を向けたままだった。
「私達はこれからも助けが必要な人を助けます。それが私達が生きる意味だと思うから」
総理大臣は小さく呟く。
「...お前らのせいだと憎んだ数だけ、お前らだったら救えたんだろうなって思ったよ...」
そして総理大臣は警官に連れていかれた。
そしてキュースレーの救出作戦は無事成功したのだった。
「悪者にしたてる?」
俺の言葉にアキは頷きながら、ポケットから一つのUSBを取り出す。
「貴方が総理大臣に就任した日に流したキュースレーの悪行の動画。あれは貴方が頼んで作らせたフェイク動画だ」
総理大臣は顔から手を離し、上を見上げる。
「口止め料としての金も多く積んだようだけど、この国の混乱に見かねて、フェイク動画を作った人は全て暴露したよ。このUSBにはその暴露の音声とフェイク動画を作った過程の証拠が入ってる」
「...ははっ...」
総理大臣から乾いた笑いが出る。
「国会や警察内には貴方の横暴さに異議を唱えようとする存在が居るのに気付いてますか?その人達にこの証拠を送りました。貴方の立場が失脚するのは時間の問題だ」
総理大臣は力無く、近くにあったソファに座り込む。
後ろに居た警官達も拳銃を下ろしていた。
もう総理大臣に従う理由はないと感じたのだろう。
「よくやった、アキ」
俺の言葉にアキは笑顔になる。
そして俺は総理大臣に拳銃を構え直し、言う。
「もうお前の野望は終わりだ」
総理大臣はボーッと俺を眺める。
そして視線をずらし、ナナを見る。
「...ずっと言い続けてきた。いつか医者の時代が戻ってくるからキュースレーには頼るなと...。息子も笑って、分かったと言ってくれてた。でもまさか本当に死にそうになった時まで頼らないとは思わないじゃないか...。息子はスイッチを押せなかったんじゃない。押さなかった...そんな気がした...。俺のせいだと思ったよ...。でもキュースレーのせいだと思うようにした...。そんな奇跡的な力があるのに救えなかったお前らが悪いと...。そうじゃないと...壊れてしまいそうで...」
「時代の変化を認められなかった。あんたの生き方を息子に強要した。全部あんたの弱さが原因だろ」
「ははっ...そうかもな...」
総理大臣はそれ以上何も言わなかった。
そして複数の足音が近づいてきた。
入ってきたのは警官だった。
また戦いが始まるのかと警戒したが、アキが「大丈夫」と小さく呟く。
そして警官は総理大臣に近づく。
「貴方にあらゆる罪状の疑いがかけられています。同行してください」
そう言いながら総理大臣に手錠をかける。
総理大臣も抵抗するコトなく、「あぁ」と小さく呟き立ち上がった。
そして警官に連れられて歩き出す。
「ここに居る警官も同行してください。貴方達にも聞くコトがあります」
赤マフィアの連中も逆らうコトなく、歩き出す。
「あ、あの!」
声を上げたのはナナだった。
警官が振り向き、総理大臣は背中を向けたままだった。
「私達はこれからも助けが必要な人を助けます。それが私達が生きる意味だと思うから」
総理大臣は小さく呟く。
「...お前らのせいだと憎んだ数だけ、お前らだったら救えたんだろうなって思ったよ...」
そして総理大臣は警官に連れていかれた。
そしてキュースレーの救出作戦は無事成功したのだった。



