エンドロールは救いの詩を

1番近くの檻に向かう。
その中にはキュースレーが8人居た。
皆騒ぎになっているのを聞いて、檻にしがみついていた。
俺の姿を見た一人のキュースレーが話し掛ける。
「あなたは...?」
「助けに来た。今すぐここから出るぞ」
俺の言葉を聞いたキュースレー達は瞳に光を宿す者もいれば、涙を流す者もいた。
「本当に...?」
「あぁ、今すぐ開ける。待ってろ」
檻の鍵口には1という数字が書かれていた。
鍵の持ち手の先端は六角形になっており、そこには数字が一つ一つに表記されていた。
俺は1と数字が彫られていた鍵を差し込む。
するとガチャっと音を立てて鍵は回った。
そして檻の扉が開く。
それを見たキュースレー達は安堵の息を漏らした。
俺は無線を入れる。
「今、檻を開けてってる。近くにいるヤツはキュースレーを外に連れ出してくれ。外に出たらそのまま出来るだけ遠くに逃げろ」
俺の声を聞いた仲間達が「おう」と答える。
外に居る仲間達も「分かった」と答えた。
俺はキュースレー達の方を向く。
「俺の仲間が警官を抑えてる。外に出たらとにかく逃げろ。安全な場所なんて今はどこにもないかもしれねぇ。でもあんた達が逃げなきゃならねぇこんな現状は絶対ぶっ壊す。だからそれまで耐えてくれ」
俺の言葉にキュースレー達は頷いた。
生きる気力を失っていないその瞳を見て、俺は安心した。
そして俺の仲間達も入ってきた。
俺は仲間達にキュースレーを託し、また別の檻へと向かう。
ここで捕まっているキュースレーを全員檻から出す。
それが今すぐやるべきコトだった。