エンドロールは救いの詩を

そして訪れた日曜日。
俺が待ち合わせ場所に行くと、ナナは先に到着していた。
「お待たせしました」
俺の声に満面の笑みでナナは振り向く。
「リクさん!今日は来てくれてありがとうございます!」
ナナは前に俺が贈ったピンクのワンピースを着ていた。
その姿はまるで天使のようだった。
「......それ着てくれたんすね」
「はい!とても嬉しかったので!」
「......それなら良かったです」
「リクさん?顔赤いですよ?」
「えっ!?あ、いや、すみません...」
天使のようだと思ったコトは恥ずかしくて言えなかった。
俺はうるさくなっていた心臓の音を聞こえないようにするコトに必至になっていた。
「ふふっ。今日は私の奢りです!行きましょう!」
そして俺たちは並んで歩き始めた。