「お前ら、よくやった」
俺の声に仲間達が雄叫びをあげる。
「怪我した人はキュースレーが来るまでじっとしててね」
戦いに勝利し、敵も消えた今、安堵の声が聞こえてくる。
そんな中、アキは考え事をしていた。
「どうした?」
「ん、いや、前に赤に手強い奴が入ったって噂があるって言ったじゃん?」
「あー、そういやそんな話もしたな」
「でもさっきの赤の連中にそんな強い奴居なかったって思って...。それに前に比べて人数も減ってたような...」
「人数はどうか分かんねーけど、確かに張り合いはなかったな」
「...んー」
アキはそれ以上は何も言わず、何処かへ歩いていった。
俺は何も気にせず、床に寝転がった。
無事に終わって良かった...と思いながら。
このまま眠りにつこうかと思っていたその時だった。
「リクさん!」
そんな声と共に俺の胸に置かれる手。
驚きながら目を開けると、そこにいたのはナナだった。
「えっ、ナナさん!?」
「どこ撃たれたんですか!?痛い所ありますか!?今すぐ治療するので...」
「ま、待ってください!」
俺は胸に置かれていたナナの手を掴む。
「俺はどこも怪我してないので大丈夫です」
「えっ?」
ナナは涙目になりながら、キョトンとした顔になる。
「あー、ごめんごめん!」
そう言って走ってきたのはエリだった。
「エリ?」
「ボスはピンチもなく大丈夫だったよーって言おうとしたんだけど、ボスはピンチって部分だけ聞いて、走り出されちゃってさー」
そう言ったエリの顔を見た後、俺の顔を見たナナは顔が真っ赤になる。
「えっ!あっ、ごめんなさい!私先走っちゃって...」
「ハハッ大丈夫っすよ」
そう言いながら俺はナナから手を離し、そのままナナの頭を撫でる。
「リ、リクさん!?」
また顔を真っ赤にするナナ。
数十分前まで、命の取り合いをしていたコトなど忘れ去っていた。
俺の為に涙ながらに走ってきてくれた目の前の女の子が愛しかった。
そんな俺とナナをチラチラ見ながら、俺の仲間がこそこそ話していた。
そして仲間の一人でニヤニヤしながら言う。
「ボス〜イチャイチャするなよ〜」
「はあ!?イチャイチャなんてしてねーよ!」
「イ、イチャイチャ、なんて、あの、その」
俺とナナの声に仲間達が大きく笑った。
いじってくる仲間達を見て、やめてくれとも思いつつ、まぁ良いかと思った。
こうやって普通に話せる結果に終わって良かった。
そして横でクスクス笑っているエリに声をかける。
「エリは怪我大丈夫なのか?」
「うん。さっきこの子に治して貰ったからね」
「そっか。ありがとうございます」
「あ、いえ!これが私の仕事なので!治って良かったです!」
俺達から自然と笑みが溢れる。
仲間と無事に話せる時間。
そしてナナの顔を見ながら、他愛無い話が出来る時間。
この時間を失くしたくないなと心の中で思った。
俺の声に仲間達が雄叫びをあげる。
「怪我した人はキュースレーが来るまでじっとしててね」
戦いに勝利し、敵も消えた今、安堵の声が聞こえてくる。
そんな中、アキは考え事をしていた。
「どうした?」
「ん、いや、前に赤に手強い奴が入ったって噂があるって言ったじゃん?」
「あー、そういやそんな話もしたな」
「でもさっきの赤の連中にそんな強い奴居なかったって思って...。それに前に比べて人数も減ってたような...」
「人数はどうか分かんねーけど、確かに張り合いはなかったな」
「...んー」
アキはそれ以上は何も言わず、何処かへ歩いていった。
俺は何も気にせず、床に寝転がった。
無事に終わって良かった...と思いながら。
このまま眠りにつこうかと思っていたその時だった。
「リクさん!」
そんな声と共に俺の胸に置かれる手。
驚きながら目を開けると、そこにいたのはナナだった。
「えっ、ナナさん!?」
「どこ撃たれたんですか!?痛い所ありますか!?今すぐ治療するので...」
「ま、待ってください!」
俺は胸に置かれていたナナの手を掴む。
「俺はどこも怪我してないので大丈夫です」
「えっ?」
ナナは涙目になりながら、キョトンとした顔になる。
「あー、ごめんごめん!」
そう言って走ってきたのはエリだった。
「エリ?」
「ボスはピンチもなく大丈夫だったよーって言おうとしたんだけど、ボスはピンチって部分だけ聞いて、走り出されちゃってさー」
そう言ったエリの顔を見た後、俺の顔を見たナナは顔が真っ赤になる。
「えっ!あっ、ごめんなさい!私先走っちゃって...」
「ハハッ大丈夫っすよ」
そう言いながら俺はナナから手を離し、そのままナナの頭を撫でる。
「リ、リクさん!?」
また顔を真っ赤にするナナ。
数十分前まで、命の取り合いをしていたコトなど忘れ去っていた。
俺の為に涙ながらに走ってきてくれた目の前の女の子が愛しかった。
そんな俺とナナをチラチラ見ながら、俺の仲間がこそこそ話していた。
そして仲間の一人でニヤニヤしながら言う。
「ボス〜イチャイチャするなよ〜」
「はあ!?イチャイチャなんてしてねーよ!」
「イ、イチャイチャ、なんて、あの、その」
俺とナナの声に仲間達が大きく笑った。
いじってくる仲間達を見て、やめてくれとも思いつつ、まぁ良いかと思った。
こうやって普通に話せる結果に終わって良かった。
そして横でクスクス笑っているエリに声をかける。
「エリは怪我大丈夫なのか?」
「うん。さっきこの子に治して貰ったからね」
「そっか。ありがとうございます」
「あ、いえ!これが私の仕事なので!治って良かったです!」
俺達から自然と笑みが溢れる。
仲間と無事に話せる時間。
そしてナナの顔を見ながら、他愛無い話が出来る時間。
この時間を失くしたくないなと心の中で思った。



