エンドロールは救いの詩を

俺と共に中に居るチームの皆が銃を手で遊ばせている時、外から小さな音がした。
音を出さないように注意はしているようだが、耳を澄ませば足音だと分かる。
「お前ら、いけるな?」
俺の声に、全員が黙ったまま頷く。
そして扉が開く大きな音が響き渡った。
その音と共に入ってくる多数の赤マフィアの連中。
赤マフィアが銃をこちらに向けると同時に、前線にいた俺達のチームメンバーも銃を向け、トリガーを引く。
「チッ、バレてたか」
そんな声が赤マフィアの中から聞こえてくる。
アキの情報網舐めんなよと心の中で思う。
「俺たちに喧嘩売ったら、どうなるか分かってんだろうなぁ!」
俺の声に赤マフィアの連中の顔が険しくなる。
そして響き渡る銃声の嵐。
俺の仲間も赤マフィア達も何人か倒れ始めた中、また扉が開く音が聞こえる。
「はーい、挟み撃ち」
そう言って入ってきたアキ率いる外から攻めるチーム。
挟み撃ちされたコトが分かった赤マフィアはより苦しい顔になる。
「くそっ」
そんな悔しそうな声が聞こえてくる。
それでも赤マフィア達は諦めず、挑み続ける。
「あっ」
エリの声が聞こえてきた方を見ると、エリが片膝をついていた。どうやら片脚を撃たれたらしい。
カバーしにいこうかと思ったが、すぐにアキがエリの傍にいっていた。
「大丈夫?」
「ふふっ。こんなの良いハンデね」
そう言ってエリは再び立ち上がり、目の前の敵を蹴散らしていく。
心配する必要もなかったかと心の中で思い、戦況を確かめる。
挟み撃ちが上手くいった為、俺達の方が押している。
そして俺は、赤マフィアのボスが中央に居るのを見つけた。
俺は素早く距離を詰めていき、赤マフィアのボスの背後に回る。
そして突きつける拳銃。
「終わりだな」
「...やっぱり俺達はここまでか...」
赤マフィアのボスは諦めたように銃を離し、両手を上げる。
「戦いは終わりだ!お前らのボスは俺の手中にある!これ以上手出しされたくなかったら、さっさと出ていけ!」
俺の声が響き渡り、俺達の仲間も赤マフィアの連中も動きが止まる。
俺達の仲間は満足げな顔をし、赤マフィアの連中は生気が失われたような顔になった。
「......お前ら、いくぞ」
赤マフィアのボスがそう言うと、連中は静かに出ていった。