――――――…………
――――……
「大変! 寄り道してたら3分過ぎてた……!」
救急箱とペットボトルのお水に、まだ温かい缶コーヒーとその他諸々。それらを抱えたわたしは、先程彼といたS校舎裏へ、超特急で向かっていた。
あのあと彼と別れて、いろんなことを考えた。
さっきはもしかして、タカトと呼ぶたびにヤキモチを妬いていたのかなとか。だからあんなこと言ったのかなとか。多分レンくんにも妬いたんだろうけど、明日レンくんに朝イチで生死の確認しようかなとか。……あれ? そういえばヒナタくん、手首にも足首にもついてなかったような。もしかして願い事はもう叶ったのかな? とか。
それだけではない。いろんなことまで思い出した。
彼とはじめて会ったときのこと。ここで再会したこと。
文化祭。キツい言い方をしたことに謝ってくれたこと。……そういえば、怪盗さんにはもうならないのかな。
……助けてくれたこと。
わたしを好きだと、言ってくれたこと。
こうして彼の元へ走っていられることは、もしかしたら訪れることのなかった未来だ。
でも、今こうしていられる。わたしの隣で、笑ってくれる。
今でも思う。全部全部、わたしの願望が生み出した夢だったのではないかと。
でも、それを現実だと思わせてくれるのは、他でもない彼の存在だった。
(――だから、わたしも隠し事はもうよそう)
端からこんなことは向いてないんだ。だからモヤモヤするんだ。胃の下辺りが、ムカムカするんだ。
「ヒナタくんあのねっ。わたし――――」
彼は、なんと言ってくれるだろうか。
応援、してくれるだろうか。それとも止められてしまうだろうか。
……ううん。なんとなく何を言われるのかわかってる。
だから、怒られたらまず、ごめんって謝ろう。
わたしのこと、よくわかってる彼なら、きっとわかってくれるから。
「……っ、わたしは。ヒナタくんがいるから強くあれるんだよ!」
大好きな君がいれば、わたしはどこまでだって飛んでいけるんだ。
――――……
「大変! 寄り道してたら3分過ぎてた……!」
救急箱とペットボトルのお水に、まだ温かい缶コーヒーとその他諸々。それらを抱えたわたしは、先程彼といたS校舎裏へ、超特急で向かっていた。
あのあと彼と別れて、いろんなことを考えた。
さっきはもしかして、タカトと呼ぶたびにヤキモチを妬いていたのかなとか。だからあんなこと言ったのかなとか。多分レンくんにも妬いたんだろうけど、明日レンくんに朝イチで生死の確認しようかなとか。……あれ? そういえばヒナタくん、手首にも足首にもついてなかったような。もしかして願い事はもう叶ったのかな? とか。
それだけではない。いろんなことまで思い出した。
彼とはじめて会ったときのこと。ここで再会したこと。
文化祭。キツい言い方をしたことに謝ってくれたこと。……そういえば、怪盗さんにはもうならないのかな。
……助けてくれたこと。
わたしを好きだと、言ってくれたこと。
こうして彼の元へ走っていられることは、もしかしたら訪れることのなかった未来だ。
でも、今こうしていられる。わたしの隣で、笑ってくれる。
今でも思う。全部全部、わたしの願望が生み出した夢だったのではないかと。
でも、それを現実だと思わせてくれるのは、他でもない彼の存在だった。
(――だから、わたしも隠し事はもうよそう)
端からこんなことは向いてないんだ。だからモヤモヤするんだ。胃の下辺りが、ムカムカするんだ。
「ヒナタくんあのねっ。わたし――――」
彼は、なんと言ってくれるだろうか。
応援、してくれるだろうか。それとも止められてしまうだろうか。
……ううん。なんとなく何を言われるのかわかってる。
だから、怒られたらまず、ごめんって謝ろう。
わたしのこと、よくわかってる彼なら、きっとわかってくれるから。
「……っ、わたしは。ヒナタくんがいるから強くあれるんだよ!」
大好きな君がいれば、わたしはどこまでだって飛んでいけるんだ。



