昔々あるところに
おじいさんとおばあさんが
仲睦まじく暮らしていました
『ばあさん、それじゃあ今日も行ってくるよ』
柴刈りを生業としていたおじいさんは
道具を担ぎ、山奥へと入っていきました
『では、私も行くとしましょうかねえ』
おじいさんの猫背が見えなくなった頃
ここ数日溜まってしまった洗濯物を担ぎ
おばあさんは道を下っていきます
『あれは……桃?』
川で洗濯をし始めて少し経った頃
おばあさんの目に、何かが映ります
そう、上流から桃が流れてきたのです
『それじゃあ、早速食べてみましょうか』
桃を持ち帰ったおばあさんは
柴刈りから帰ってきたおじいさんと二人で
流れてきた桃を食べてみることにしました
すると、どうでしょう
桃を食べた二人の姿が
見る見る若返っていくではありませんか
『……おばあ、さん』
『おじいさん……』
そうして見つめ合った二人は
夜通し愛し合い続け――――……
…………………………?



