「あなたが未来を背負うなら、まずは自分自身を強くしなさい。会社を大きくしたいなら、自分をもっと大きくしなさい」
そして、……安心できる場所を作りなさい。
もちろんそこを、わたしにしてくれてもいい。これからの未来で新しくできる人でもいい。それは君次第だ。
「でもきっと、君の意思がブレない限り、いつか成されそうな気がするけどね?」
だからもし、そちらと結びたいと思ったその時は――――。
わたしの方から君に、会いに行こう。だから、どうか求め続けて欲しい。二人とも大人になって、いつか今日、こうやって話したことを話せるように。懐かしいねって。話すことができるように。
「はいっ。頑張ります。……聞いてくれて、ありがとう。あおいさん」
「うんっ。こちらこそありがとう!」
そんな会話をしてたから、またまたジェラートはゆるゆるになっていて。もう、プラスチックのちっちゃなスプーンじゃ食べられなくなっていた。
けど、未来でこんなこともあったねって話したいねって。二人で笑い合えたから、逆によかったかなって。そう思うんだ。



