すべての花へそして君へ①




 できることなら、捕まえて欲しくなんかなかった。

 このままずっと、逃げていたかった。


 わかってるんだ。彼女の想いも。

 だから、……聞きたくない。


 でも、それでも言うんだろうなって思ってた。

 その言葉に、やさしさをいっぱいいっぱい詰めて。



 彼女が好きなのはたった一人。

 それでもまだ、好きなんだ。



 ずっとずっと。……大好きなんだ。