どんどん足音は近づいてくる。この様子じゃ一人だろう。 ——体の真横に置いてあり、父の形見でもある剣を握りしめる。 ギシっと床が音を鳴らす。味方であればここで手を二回叩くはず。 ——しかし、音は聞こえない。 そっか、侵入されてしまったか——。