能力使って推しの恋愛サポートするはずが、いつの間にか推されてた!?

「...なに、何か用?」


自分から声をかけたものの返事があったことに驚いてしまった。


(でも相変わらずオーラは黒い、、)


「おい、何の用だよ」


呆けているとそういわれた。


(しまった、怒らせたらマズイッ)


「え~と、あのですね、先程校門あたりで女子達に囲まれてた人がいたじゃないですか。あの人の名前をご存じでしょうか。」


(ヤバイ。慌てて変な言い方になったけど、バカにしてると思われたのでは、)


チラリと赤嶺くんの顔を見る。