能力使って推しの恋愛サポートするはずが、いつの間にか推されてた!?

男の子は少しも恋の色がなかった。


どんな人でも少しは気になる人がいて、恋の色を纏ってるのにな、と逆に感心してしまった。


(もっとしっかり顔を見よう)


そう思い男の子を囲む集団に近づいた。


男の子はサラサラな髪をもち、私よりも白いんじゃないかと思う雪のような肌をした、かっこいいというより美しいという言葉があう子だった。


その顔を見た瞬間、私は思った。


(あの人を恋に落として彼女を作らせよう!
私史上最高のカップルを生み出すんだ!)


この時、私は高校生活の推し、つまり彼女を作らせたい人を見つけた。