能力使って推しの恋愛サポートするはずが、いつの間にか推されてた!?

（絶対目立たずに沢山カップルを作ってやる。見るからに恋してるって人以外も誰かと恋に落としてみたいな～）


早くも高校生活の目標を決めながら
私はどんなカップルが出来るか妄想し
ニヤニヤしていた。すると...


「「「キャーーーーーーーーーーー」」」
という黄色い歓声が聞こえた。


（耳が痛い、なんだ急に）


歓声が聞こえたほうを向くと大勢の女子生徒とその中心にとても綺麗な男の子がいた。


男の子を取り囲む女の子たちは皆桃色を纏っていた。


（皆あの子が好きなのか、でも当の本人は...
）