「フッフッフ...」
眼鏡をかけ、長く重たい前髪によって
顔の半分が隠れている、はたから見れば
とてつもなく不審な女
...私"蒼井 凜"は今日から入学する
都立色空(しきくう)高校の校門の前で不気味な笑い声を立てていた。
なぜなら...校門を通ってゆく生徒たちが皆
"恋の色"を持っていたからである。
私は生まれつき、人の感情をその人が纏っている色で読み取る力があった。
小学校低学年のころは友達の、人に知られたくない感情を読み取り口に出してしまい、傷つけてしまうこともあった。
しかし、私は中学生になってからこの能力の使い道を見つけたのである。
それは、恋の色、桃色を纏っている人を見つけたら、その人が好きな人を見つけカップルにすることだ。
おせっかいかもしれないが、少女漫画のようなラブラブカップルを作るのは楽しいのだ。
カップルを作るため、目立たないように
伊達メガネをかけ、髪型も三つ編みにした。
眼鏡をかけ、長く重たい前髪によって
顔の半分が隠れている、はたから見れば
とてつもなく不審な女
...私"蒼井 凜"は今日から入学する
都立色空(しきくう)高校の校門の前で不気味な笑い声を立てていた。
なぜなら...校門を通ってゆく生徒たちが皆
"恋の色"を持っていたからである。
私は生まれつき、人の感情をその人が纏っている色で読み取る力があった。
小学校低学年のころは友達の、人に知られたくない感情を読み取り口に出してしまい、傷つけてしまうこともあった。
しかし、私は中学生になってからこの能力の使い道を見つけたのである。
それは、恋の色、桃色を纏っている人を見つけたら、その人が好きな人を見つけカップルにすることだ。
おせっかいかもしれないが、少女漫画のようなラブラブカップルを作るのは楽しいのだ。
カップルを作るため、目立たないように
伊達メガネをかけ、髪型も三つ編みにした。
