女王卑弥呼



 まりなが泣いた日。

母が亡くなった。享年38歳だった。

みゆによって…命令され殺された。隣国の者だった。

ゆばさまは、どうした?と、家臣達が叫んでいた。

「ゆばは、私だ」と、成りすまししていたこと、私なら見抜けた。何故母は、私を外に出さなかった?

まさか…強姦か?と思った時、ドアが開いた。

「隠れてなさい」と、母に言われて泣いた。

これが最期かもしれないと思った。

嫌な予感は、的中。

母は、還らぬ人となった。

「卑弥呼ー」と叫ばれ、「えぇ、私が卑弥呼よ」と、母は、私を名乗り、私を守ってくれた。まだ3歳だった私を…。