女王卑弥呼

「ありがとう」主人は、言った。

「まりなっていうんだな?本当だな?嘘偽りないな。本当にか?」と、言っていた声が聞こえた。

私は、上山の方からその様子を見ていた。

悲劇だった。

“まりな”は、私なのに…。

「私、まりな」と、言おうとしたその時だった。

矢が飛んで来た。

お兄ちゃんからのメッセージだった。

聡太お兄ちゃん…裏切り者だった。

許せなかった。

私を閉じ込めさせて、自分が間違った結婚をした為に、紀子という母と、私、満理奈を利害一致したとかで狙い撃ちして来たのだった。

この2人が犠牲になった事件があった。

一番上のお姉ちゃんは、このことを知らない。

梅姉ちゃん…。その名は、取っておく。